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2015.01.19
盛岡整体 盛岡均整院のブログ21
【 「悩み」を「課題」と言い換えて行動する 】
以前、私は「悩みはありません」と言ったことがありますが、それはいまも同じ。
相変わらず、私の辞書には「悩み」とか「くよくよする」という言葉はありません。
私にだってもちろん、思い通りにいかないことは山ほどあります。
子どもが二人いて、小さいながら会社を二つ持っていると日々、いろいろなことが起こります。
その上、母親は三年前に倒れていまは要介護状態。
というと、「大変ですね」と声をかけられます。 傍からは、私が悩んでいても不思議はないと見えるのでしょう。
でも、当の本人は、全然そんなふうに思っていないのです。
たとえば、母親の件について言えば、病院はどこがいいか、治療法として何があるのか、
お金はどのくらいかかるのか・・・・と考えることは確かに増えました。
また、それまで母親が家事や育児をカバーしてくれていましたから、母が入院したとなれば、
子どもがちゃんと鍵をもって家を出たかどうか、夕ごはんは誰が作るのかなど、配慮が必要です。
人によってはそれらを「悩み」と感じるかもしれませんが、私にとってはすべて「解決すればいいこと」。
それも大事な母親に関することですから、「大変」だと感じることはありません。
もっとも、こんなふうに考えられるのにはワケがあります。
先に、私の辞書には「悩み」という言葉がないと言いましたが、
それは、多くの方が悩みととらえていることを「課題」という言葉に言い換えているからなんです。
私は「悩み」という言葉を聞くと、出口のない大きな穴に落ちてしまった気分になるのですが、
「課題」と聞けば不思議なことに「よし、解決しよう!」と意欲がわいてくる。
それこそ、くよくよ悩んでいるヒマもなく、解決に向けて行動開始です。
この言い換え、ぜひ一度、試して見てください。
「私、いま悩みごとが多くて」と言っているところを、「私、いま課題がいっぱいあるの」というふうに。
使い慣れないから最初は「課題」という言葉に違和感を覚えるかもしれませんが、三回くらい試しているうちに、
「よし、解決してやろう!」とやる気が出てくるとおもいますよ。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 佐々木かをり
フリーの通訳の仕事を経て、会社を設立・経営している佐々木かをりさん。
いくつもの著作を出し、講演なども行い、いろいろなところで広く活躍されている方です。
日本では昔から、「言葉」は霊力が宿る「言霊」といわれ、発する言葉どおりの結果を現す力があるとされてきました。
そのように、マイナスの言葉を自らを前向きにさせる言葉に言い換えることは、大きな救いになり、力になります。
ここでは、「悩み」を「課題」と言い換えることにより、「悩み」が消え、「解決しよう」という前向きな姿勢になると教えています。
たしかに、「課題」と言い換えると、その原因に対するよけいな「執着」や変な「情」のようなものが外されて、
己の内で不必要に思い煩うこともなく、(人間関係の悩みなどはこれが大部分を占めますね)
普段の仕事や勉強に取り組むように、客観的にその問題に取り組むことが出来るようになります。
「悩む」「くよくよする」という停滞状態を生まない、問題解決へ進む力となる、とても良い考えだと思います。
佐々木さんはまた、「ギバー(与える人)」でいつづけること、「テイカー(奪う人)」にならぬことを実践し、広めています。
一般に使われている「ギブ&テイク」という言葉だと、「与えたので奪う」とか「テイクするためにギブする」というような
駆け引き・打算のような認識が無意識のうちに起きてしまうと指摘し、「テイク」という単語を自分の辞書から消しています。
そして、「ギブ&ギブン(与え、与えられる)」という発想が良いと言っています。
それが「ウィン-ウィン(共に勝つ・一緒にプラスになる)」につながっていくのです。
それには、「自分からまず与える」ということが必要だといいます。 「テイクを求めずギブし続ける」という行動です。
「ギバーでいつづけることは、あらゆる関係がうまくいく秘訣だと信じているし、私は活用してきている。」と訴えています。
「悩み」を「課題」と言い換えること。 そして「解決すればいいこと」と前向きに考え行動すること。
人間は「言葉」に大きく左右されるものだからこそ、この言い換えが有効であり大切であるといえます。
そして、そういう発想や行動のなかにも「ギバーでいつづけること」「ギブ&ギブン」が根付いているのでしょう。
「与える」姿勢と、自分の内へと籠り「くよくよ悩む」という状態は一致しないからです。
それらのものが一体となってプラス思考・プラス行動への良い循環を生んでいるのでしょう。
・・・私も「ギバーであること」を常に心に留め、「与え、与えられる」という喜びを強く念じ、
そして「悩み」につながる事が目の前に現れたら、それを「課題」だと定め、「解決」への一歩を踏み出そうと思います。
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