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2018.11.11
盛岡整体 盛岡均整院のブログ34
【 あきらめない強さとは 】
一日一日重ねるたびに
やっぱりこう
すごい足りないところが見えてきますし
どこまで上手くなれるかな、って・・・
楽しみに頑張りたいと思っています。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 大谷翔平
今年(2018年)は、なんといってもあの大谷翔平選手が、ロサンジェルスエンゼルスに入団してMLBデビューした年です。
私も毎回、BS1で放送した試合を録画し、岩手が生んだ才能あふれるこの選手の活躍を楽しく見させていただきました。
彼がアメリカで話題となったのは、投打の二刀流に挑戦したそのアスリートとしての身体能力の高さがあります。
そして、投手としても打者としても十分にその結果を出してきました。
しかし、それ以上に彼が人気を得て支持された原因は、その立ち振る舞いや人柄の良さだと言われています。
大谷選手は、いつも笑顔を見せます。
それは、夢であったメジャーリーグで挑戦する、野球をすることへの喜びが溢れてみえます。
また、彼はバットやグローブなど道具をいつも大切に扱います。
審判に礼(おじぎ)をしたり、他の選手にも丁寧に接したりと、態度も謙虚です。
・・・メジャーリーグでは、よく選手がベンチで食べたヒマワリの種の殻を床に吐き捨てたりします。
しかし彼は(日本人はみなそうかもしれませんが)種を紙コップに捨てて床を汚しません。
そして彼は、グラウンドのごみに気づき、すすんで拾います。
ごみを拾う行為を見ていた人から、彼がごみをなぜ拾ったかと問われると、
(ごみを拾うのは) 「人が捨てた ” 運 ” を拾っている」 と表現したそうです。
彼は、花巻東高校時代に教えられて夢を叶えるための「目標達成シート」を書いています。
それはどういうものかというと、まず「目標」を真ん中に書きます。
その周りに目標を達成するための「要素」を書きます。
そしてさらに細かくその要素を達成するために必要な「具体的な行動」を書いたものです。
その「目標達成シート」中の目標を達成するためのいくつかの「要素」の中に、「運」というのをあげています。
本番で実力を十分に発揮するには、「運」も必要不可欠である、として。
そして、その運という「要素」を達成するための「具体的な行動」が先に挙げたようなことなのです。
「運を得る」ためには、「ゴミ拾い」や「道具を大切に使う」「審判さんへの態度」「あいさつ」などが必要としています。
つまり、高校時代に書いた「目標」「要素」そしてそのための「具体的行動」をアメリカに渡った今も忠実にやっているのです。
彼の「目標」達成のための「要素」は運の他にも書いてあります。
「体づくり」「メンタル」「人間性」「コントロール」「キレ」・・・等々です。
そして、そのそれぞれの「要素」に対してまた「具体的な行動」が細かく書いてあるのです。
大谷選手はそれらの「行動」を習慣にして、あるいはルーティンとなるように取り組んできました。
その行動の積み重ねが「支え」となり野球選手としての「ゆるぎない強さ」となっているのだと思います。
また、よく「大谷選手の一番すごいところはその対応力だ」と言われます。
しかし、この「対応力」というのは「対応できる(もって生まれた)適応能力」という”才能”のことだけではありません。
対応するために、いかに陰で研究・努力したか、いかに研究・努力を怠らず続けていたかが結果として現れているのです。
野球が大好きな大谷選手は、それこそ生活のほぼ全てを「野球に打ち込むこと」に捧げることが出来るのでしょう。
目の前のことを精一杯、あきらめずに根気よく打ち込むこと。
様々な逆境があり、困難がある中で、なかなか出来ることではありません。
彼は野球が好きだからこそ、楽しみながら、研究・努力を怠らず、結果が出るまで粘り強く取り組んでいるのだと思います。
私の事になりますが、先月少林寺拳法の全国大会があり、男子マスターズの部Aで最優秀賞、日本一となりました。
3年前のブログでも書いていましたが、3年前の全国大会では2位、翌年の全国大会も2位でした。
その次の年(昨年)のアメリカでの世界大会でもまた2位という結果でした・・・
今回、全国大会では3度目の正直、世界大会も入れれば4年越しでの悲願達成となりました。。
3年前に 「岩手に日本一を!プロジェクト」 と銘打って始めたのですが、それがやっと達成したことになります。
” あきらめず、粘り強く” 取り組んできた成果だと思います。
ただ、演武を作り、表現することが " 好き" なので ” 苦” ではなく続けてこれました。
ただ、もっと良い演武を!もっと伝わる演武を!と練習のたびに構成を変えるので、相方はかなり大変だったと思います。
いかに採点する審判の立場となれるのか、ひたすら粘り強く考え、取り組んで大会に臨みました。
・・・全国大会は、1日目が予選で、2日目が本選決勝となっています。
1日目の予選を通過した後、ホテルに戻っても足りないところは無いか、もっと良くならないか更に夜通し検討をしました。
決勝ではまたいくつか修正を加えました。 そして予選以上の ” 攻める気持ち” をお互いがもって演武が出来ました。
ぎりぎりの最後の最後まで ” より良いものを ” とあきらめずに、そして楽しんで取り組みました。
それが、有難いことに最優秀賞という結果となったあらわれたのだと思います。
大谷選手は、「挑戦者」でいることを好みます。
プロとなり、「二刀流」に挑戦すると、様々なところから否定の声があがりました。
メジャーリーグに移ってすぐのオープン戦では、投打ともに散々な成績でした。
右肘の故障により、投手の役割が出来なくなりました。
・・・様々な逆境や挫折といわれることがありましたが、彼は”今やれること” に打ち込み克服し、活躍してきました。
その大きなバックボーンとなったのが、先に話した、ずっと取り組んできたさまざまな「具体的な行動」であるはずです。
それが、たとえ逆境がその身にふりかかろうとも挫けない自信となり、「あきらめない強さ」となっていると感じます。
そして、「自分の可能性」に対する挑戦・・・大好きな野球を夢だったメジャーリーグでやる喜びが「強さ」の源といえます。
今年は肘を痛め、手術をし、投手の復帰は2年後といわれている彼ですが・・・
「今年以上を目指してやっている。 元に戻るのではなくてさらに進化して、またマウンドに帰りたいと思います。」
と力強く語っていました。
「一日一日重ねるたび・・・どこまで上手くなれるかな」と楽しむ姿勢、その気持ちが一番の才能であると思います。
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