自然治癒力の大切さ

ホメオスタシス（生体恒常性）とは、生体の内部や外部の環境が変化しても、その生体の状態を一定に保とうとするはたらきのことです。

人が生きる為に不可欠な「自律神経」「免疫」「内分泌」などのはたらきを調節し、心身の状態を整える「生きる力」そのものです。

たとえば、私たちが無意識に行っている呼吸や心臓の拍動のはたらき、食べたものを消化・吸収してくれるはたらき、血液やリンパ液の循環で免疫機能をはたらかせ、体温を一定に保ち、傷ついた組織を再生させるはたらきなどです。

このホメオスタシスのはたらきにともない「自然治癒力」が発動します。

「自然治癒力」のちからは偉大です。病気やけがを「治す」主役はこの「自然治癒力」であり、また、病気やけがにならない「予防」のはたらきも、常にこのちからが担っています。

当院で行う、姿勢をととのえ、体液・神経・エネルギーの流れをととのえる施術は、大切な皆様の「自然治癒力」のはたらきを最大限に発揮させるためのものです。

「東洋医学（均整術など）は未病（予防）医学」といわれるのは、そういうところからきているのです。

「自然治癒力」により「自分で自分を治す」ということ。これが健康な毎日を送るための大切な基本理念なのです。

一人ひとりが、このちからを｢見つめ」｢信じ」「感謝」することで、はたらきが促進し、よりよい健やかな生活が実現できるのです。

皆さんも目を閉じて、心臓の拍動を、呼吸を、全身をめぐる血流を、細胞の生成化育の動きを、そして、内なるちからの漲りを感じてみてください。

自らの「生きるちから」を感じることで、しいては「生かされている」ことも感じることが出来るはずです。